メダイの仕掛けは、2通りあります。ひとつはハリスを長めに取り、エサをふわふわと漂わせながら釣るテンビン仕掛け、 もうひとつがハリを3〜5本つけた胴突き仕掛けです。テンビン仕掛けは、ハリスが長い分だけ食いもいいのですが タナを取るのが難しいので、初心者には広くタナが探れる胴突き仕掛けがお勧めです。
胴突き仕掛けの場合、ハリ数が多いほど広くタナを探れるので5本バリを使う人もいますが、一度に3、4匹も食ってきたら、 その強い引きに圧倒されて初心者ではとても対抗できません。ですから最初は4本バリぐらいでスタートしてみて下さい。
竿はオモリ負荷80号ぐらで3m前後の長さが使いやすいでしょう。道糸はＰＥラインの4、5号、ハリスは釣れる魚の大きさに合わせて 6〜8号を使い分けます。3mmのクッションゴムも必要です。エサは、イカやサンマの短冊切り、ホタルイカなどを使います。
仕掛けの上部にマキエカゴを付け、オキアミを撒きながらメダイを寄せて釣るのが定番です。 その日の潮の流れや天候などによって、ころころと泳層を変える魚なので、船長が指示するタナをきっちり守って釣って下さい。 でないと一人だけアタリもなくカヤの外になります。

周りでメダイが釣れだしたら、指示ダナをしっかりキープして竿先を注視して下さい。最初にもぞもぞっとした前アタリが出ますが、 あわてて合わせるとすっぽ抜けることが多いので、そのまま何もせずに竿先が水面に突き刺さるのを待って下さい。
竿が大きく引き込まれたらほとんどハリ掛かりしていますから、竿を手に持ちメダイの強い引きを楽しみながら取り込んで下さい。 60cmを超えるサイズが２匹も食いついたら、電動リールを使っても大汗をかくほど強い引きを楽しませてくれますよ。
メダイは底ではなくタナを釣る。このセオリーさえ守っていれば大漁間違いなしです。