夏に人気No.1のターゲットといえば、初心者にとっても優しい魚、シロギスです。 パールピンクに淡く輝くスマートな魚体で、白い身は上品な甘みがあり 夏を代表するターゲットとして高い人気を誇っています。

シロギスは昼行性といわれるタイプの魚です。遊泳層は海底からわずか30cmほどまでと言われており、 ゴカイやエビ、カニなどの甲殻類など、砂地に潜むエサを吸い込むように食べています。 そのため、天気が悪く薄暗い日や時化後の底荒れしている日、潮が濁っている日にはシロギスが エサを見つけにくいため釣れにくく、逆に、良く晴れ、潮が澄んだ穏やかな日が好機とされているのです。 ですから、天候の安定しない梅雨が明け、晴れた穏やかな日が続く7月後半〜8月は、 本格的にシロギス釣りが楽しめるベストシーズンといえます。

「ブルブルブルッ」と竿先にハッキリ伝わるアタリは初心者の方でも捉えやすく、 2匹同時に掛かることも多い魚で、数釣りが楽しめますので、 子供から大人まで誰でも気軽に釣りの楽しさを経験できるのがシロギス最大の魅力！
平均水温が20℃を超え始めるこれからの時期は、シロギスの活性も大いに上がる時期で、 釣れる水深がどんどん浅くなり、5〜10mほどの超浅場でも釣れるようになります。 手返しが良くなるだけでなく、アタリもより明確に伝わるようになりますので、 釣れる数もグッと増えますよ！

カラッと晴れわたる中、家族揃って夏休みの思い出作りはいかがですか！？
海上は涼しい潮風が吹きますので、暑い夏にはもってこい♪
家にこもらず外に出て、シロギス釣りを思いっきり満喫しましょう！

シロギス釣りは「底をとる釣り」の基本動作を学べる入門的な釣りとも言えます。 船釣りにおいて「底をとる」、いわゆる竿を通して底の地形が分かるようになれば、 根掛りの確率も格段に少なくなるだけではなく、穴場を見つけることもできちゃいます！ なお、シロギスの釣り場は砂地がメインですので、根掛りの心配はほとんどなく練習には最適です。

シロギスは20〜30匹ほどの群れを作って、エサを探しながら常に動き回っています。 エサに気が付かれず、通り過ぎていってしまうことも・・・。 ですから、シロギス釣りで人より多く釣るコツは、海底の変化を見つけることにあるのです！
仕掛けをズルズル引きずっていると、竿先にグ〜ッと重みを感じることがあります。 これは、波の影響で出来る海底の凹凸にオモリが引っかかるためで、この凹凸部分を「ヨブ」と呼びます。 このヨブ付近はシロギスの回遊ルートになっている場合が多いので、 シロギス釣りではこのゾーンに仕掛けが入ればラッキーチャンス！ まず確実に釣れるといっても過言ではないでしょう♪ それだけに、竿先に伝わる重みや振動などに集中しながら、確実にチャンスをものにして下さい☆ といっても、決して難しい釣りではありませんので、肩の力は抜いてのんびり楽しむことをオススメします♪

ファミリーであれば、子供たちはたくさん釣れるシロギスにきっと夢中になるはず！ お父さんには、釣りと一緒に船上で飲む一味違った冷えた缶ビールを満喫してもらいましょう。（注：行き帰りは電車で☆） そして、夕食はお母さんに揚げてもらう、釣りたてで絶品の天ぷらをご賞味あれ♪
夏の思い出作りには、シロギス釣りが最適ですよ☆